起きるたびに冬を感じる
冬だ。
明らかに、冬だ。
だって窓を開けると痛くて、つんとしていて、澄んでいる空気が部屋に流れ込むもんな。
こういうことを起きるたびに繰り返している。
毎日新鮮に冬を感じる。
忘れっぽいので、室が暖かいと冬であることを忘れてしまうのだ。
いや、もしかしたら本当に冬は起きる時にちょうど訪れているのかもしれない。
寝ている間に季節が巡っていて、起きた時だけちょうど冬なのかも。
そうだったら、面白いな。
コインランドリーと時間の話
コインランドリーでぐるぐると回る洗濯物を見た。
重たい衣服は、洗濯機の上の方へ行くと自重で地面にたたきつけられる。
洗濯機の回転による力では重たい衣服は回り切れないのだ。
それが面白くて「もう一周」を何度もねだり、他人の洗濯ものが回る姿を遠巻きに眺める。
(今にして思うと、気持ちよくはない行いだったな。)
そういえばお正月になると、Twitterのタイムラインがにぎわう。
帰省の話、テレビの話、ソシャゲの話ととにかくいろいろなポジティブがあふれていく。
その様子を眺めていると、とても幸せな気持ちになる。とても、とても。
この時間を点として切り取って、地球の遠心力で遠くに飛ばしてくれたらずっと幸せなのに。
空想は引力に阻まれ、明日から仕事だという現実を突き付けてくる。
「ああ、そうだった」我に返って、コインランドリーを後にする。
明日から、また気持ちを新たに仕事を頑張っていこう。
読めない地図を持っている
よく迷子になる。
待ち合わせを駅以外でしようものなら、よくわからない場所にたどり着く。
駅で待ち合わせたところで、10分は出口を探す。
なんだったら、数か月暮らしているこの家の所在だって、いまだにわかっていない。偶然、たどり着いている。
何年も暮らした実家だって、疲れていると場所がわからなくなる。どこにあるんだ。住所も忘れたのでもう帰れない。
脳内に地図を作るのが苦手なのはある。
それに加えて、どうやら疲れていると自分のデータを頭から消す癖がある。家や自分の家族情報とかを疲れていると忘れてしまうのだ。
そして、忘れてしまったらまたケータイのメモをみて「ああ。これが家の住所で、家族で・・・」と思い出す作業が始まる。
思い出すというより、覚える感じに近い。
そんなめんどくさい機能を持っている体だが、この機能のおかげもありいろんな出会いもある。
迷子になるたびに素敵なお店と出会える。
今日もおいしい食べ物を売っているお店に行けた。いい出会いだった。
今年もたくさんの迷子と忘却を繰り返して、新しい人やモノと出会えたらうれしい。
はじめまして
初めまして、篠尾といいます。
人生数度目のブログチャレンジをしております。
今回は一年の計は元旦にありという言葉に絶大な信頼をおいて
1月1日というめでたい日から始めてみました。
今度は頓挫したくないね。
だらしない社会人と週末(自分専用)メイドの二足の草鞋を履いて生きています。
そんな人間の、楽しくて仕方ない日々をつづっていく予定です。
あと、苦手な文章による伝達能力が向上したら儲けもんと思っています。
どうぞよろしくお願いします。